導入
NMAXを納車したときに純正キャリアを取り付けてもらったんですが、実際に見るとキャリアが少し上向きで気になりました。
トップケース(リアボックス)は以前シグナスに付けていたものを移設して使っていますが、この時からずっと「キャリアの角度」が不満でした。
例えばリアボックスの上にちょっとした荷物や飲み物を置こうとしても、勾配がついていて滑り落ちそうになるんです。
そこで今回は、スペーサーとステーを使って純正キャリアをDIYで水平化した方法を紹介します。
サビ対策や補強も加えたので、見た目改善+実用性UP+耐久性UP の一石三鳥カスタムになりました。
純正キャリアのレビュー
バイク屋さんからも「正式な耐荷重は公表されていないけど、純正キャリアはかなり丈夫で数十キロの荷物にも耐えられる」と聞いていたので安心感を重視して純正を選びました。
横から見るとやや上向きに見える
リアボックスを装着すると後ろに跳ね上がったように見える
- 純正ならではの安心感と耐久性
- フィッティングが正確で取り付けもスムーズ
- 車体デザインに違和感なく馴染む
一方で、キャリア自体がやや上向きで、ボックスを付けると後ろに跳ねた印象になるのが気になる点でした。
水平化DIYに使った部品
今回はキャリアの水平化だけでなく、サビ対策と補強も兼ねて部品を交換しました。純正のボルトはサビが目立っていたので、すべてステンレス製に変更しています。
部品 | サイズ | 数量 | 備考 |
---|---|---|---|
ボルト | M6×50mm | 6本 | ステンレス。35mmでは足りず |
ナット | M6 | 6個 | ステンレス(緩み止め付き) |
ワッシャー | M6用 | 適量 | すべてステンレスに統一 |
スペーサー | M6×12×25mm | 2個 | Amazon購入 |
スペーサー | M6×5mm | 2個 | バイク屋さんからもらった |
ステンレスステー | 200mm | 2枚 | カエディア製。表と裏で使用 |
Amazonで購入したスペーサーとステンレスボルト
作業手順
1. 純正ボルトを外
キャリアを固定していた純正のボルトを外します。かなりサビが進んでいたので、すべてステンレス製に交換しました。
2. ステンレスステーを設置
カエディア製のステンレスステー(200mm)を表側と裏側に1枚ずつ配置。これがスペーサーを取り付けるための土台になります。
表側にステーを設置
裏側から見た状態。耐候性タイラップも補強に使用
3. スペーサーを挟む(※ここが重要!)
25mmのアルミスペーサーを左右に1個ずつ使用し、さらにバイク屋さんからもらった5mmのアルミスペーサーも追加しました。25mmだけでも取り付けは可能です。
「25mmだけで締め込むとキャリアベースがV字に曲がってしまい、リアボックスがしっかり付かなくなることがある」とのこと。
実際、自分も25mmだけで試したらボックスが付かず失敗。5mmを追加して補強することで解決しました。
25mmスペーサー。5mmを追加して補強
4. ボルトで固定
リアボックス付属の30mmボルトや、35mmのボルトでは長さが足りませんでした。最終的にM6×50mmを使用して固定。補強も兼ねて6本に増設しました。
5. タイラップで補助固定
耐候性の黒いタイラップを裏側に追加して補強しています。ボルトだけでも固定できますが、安心感が違います。
Before / After 比較
キャリア単体の比較
上:純正状態(上向き)/下:水平化後(フラットに近づいた)
ボックス装着の比較
Before → After。リアボックスも水平になり、見た目と積載性が改善。
実用性の改善
水平化したことで、リアボックス上にちょっとした物も安定して置けるようになりました。例えば缶コーヒーなども安心して置けます。
水平化後はリアボックス上に缶コーヒーも安定して置ける(※センタースタンド使用時のみ)
補足:安全性・耐久性への工夫
- ボルトを6本に増設して剛性をアップ
- すべてステンレス製に交換しサビ対策
- 緩み止め付きステンレスナットを使用(必要ならネジロック剤も推奨)
- 耐候性タイラップで補助固定
まとめ
NMAX純正キャリアを水平化したことで、見た目がスッキリし、積載安定性も向上しました。
さらにサビ対策や補強も同時に行ったので、耐久性と安心感も兼ね備えています。
「純正キャリアの角度が気になる」という方は、今回の方法をぜひ参考にしてみてください。
コメント