クロスバイクで京都・愛宕山へ!登山と往復ライドは体力的にアリかナシか?
ある年始、せっかくの連休なので、運動もかねてクロスバイクで京都の愛宕山まで行って、登山してまた自転車で帰ってくるっていうチャレンジをしてみた。
正直「なんでこんなことしてるんやろ…」と後悔したけど、達成感はすごかった。
この記事では、その日のルートや体力的なきつさ、そして「同じようなことやってみたいな〜」って思ってる人に向けて、ちょっとしたアドバイスも含めてまとめてみます。
往復ライドと登山、体力的にはどんな感じ?
出発したのは朝2時ごろ。自宅から愛宕山のふもとまでは約30km、片道にかかった時間はざっくり2時間。
序盤の8kmまでは信号の多い市街地を走行。夜中やったのでトラックにさえ注意すれば、けっこう快適でした。
その先は京都八幡自転車道に合流。ここは信号もなく、ぐいぐい進める区間。ただ、20kmあたりでアクシデント。
ライトの電池切れ。
急遽ヘッドライトで走る羽目に。充電忘れてた自分を責めつつ、なんとかリカバリ。笑
25km地点の嵐山・渡月橋あたりからは上り坂が増えてきて、初心者にはなかなかハード。
ちなみにこのときの装備は、クロスバイク+登山用リュック。水2.5Lや補給食、防寒着などを背負っていて、それなりに重かった。
肩が痛い。笑
登山スタート!暗闇と階段と鹿
今回は清滝からのルートで登ることに。大体4時ごろから登り始めました。
序盤からいきなり階段続きで、クロスバイクで30km走った直後の足にはめちゃくちゃキツい。
しかも辺りは真っ暗。黙々と足を進めていたそのとき、視界の隅に何か光るものが。
野生の鹿の集団。
静かな山の中、ふいに目が合って数秒の静止。そのまま音もなく暗闇に消えていったのはちょっと神秘的でした。
年始の時期は標高が上がると京都でも積雪があるので注意。
心配な人は軽アイゼンなどあれば安心かもしれません。
山頂とご来光、お札と朱印
山頂には意外と人がいて、思ったよりにぎやか。
最後の門をくぐったとき、「あ、ここまで来れたんやな…」って、ちょっとだけ感動。
お参りをして、お札を購入。年始限定の御朱印もあって、朱印帳を持ってなかったけどちょっと欲しくなりました。笑
ちなみに山頂では飲料水も販売してましたが、いわゆる“山価格”なので手は出ず。
下山、足も重いし寒いし…
普段なら1時間半ほどで下山できる道が、今回は2時間かかりました。
愛宕山はこれまでに4〜5回登ったことあるけど、この日はやっぱりきつかった。
途中ですれ違った登山者の一言が印象的。
「え!?もう下山してるやん。何時から登ってんねん…!」
…たしかに(笑)
登山口に戻ったのは朝8時半くらい。
クロスバイクは霜でびっしょりになっていて、ちょっとテンション下がる。
この時点で「これ、帰りも自転車やんな…?」と、帰路への憂鬱がじわじわと襲ってきました。
帰り道はまさに試練
出発は朝9時ごろ。天気は良かったけど、京都八幡自転車道では向かい風がきつい。
想像以上に体力が削られて、スピードが出ない。
途中、堤防沿いの公園で心が折れかけて休憩。
交通量も多くて車に気を使うのも疲れてきた。
補給は、多少寄り道すればコンビニがあるけど、この日は寄らずに走りきった。
最後の方は、お腹も減りすぎてゾンビ状態。
「あれ?俺なんでこんなことしてるんやろ…」と自問自答するレベル。
まとめ:しんどいけど、やってみたら一生のネタになる
クロスバイクで愛宕山に行って、登山して、また自転車で帰ってくる――
正直しんどい。でも、終わってみたら「やってよかった」と思えた。
体力的にはハードやけど、非日常を一気に味わえる経験としてはアリ。
ちゃんと準備して、無理なく計画を立てれば、意外と楽しめるチャレンジかもしれません。
あの時の朝焼けや鹿との遭遇、下山後の絶望感すら、今となってはちょっとした宝。
また変なことしたくなったら、やってまうんやろな
正直、途中で「何してんねん俺…」って何回も思った。
でも、そういう無駄っぽいことを本気でやるの、
嫌いやないかもしれん。
朝2時出発で、坂道登って、鹿と出会って、帰りはゾンビ。
冷静に考えたらアホなことしてるけど、そのアホさがたぶん、自分にとっての楽しさなんやと思う。
また「よくそんなことやったな」って思えるような、
ちょっとヘンなチャレンジ、きっとやると思う。
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