咳が止まらず病院へ。30代で禁煙を決意した僕のリアルな体験談
禁煙を決意したきっかけは、トラック運転中に止まらなくなった咳やった。
最初は「風邪かな?」と思ってたけど、どんどん咳がひどくなって、夜も眠れない日が続いた。
時期はちょうどコロナ禍の真っ只中。
咳をしているだけでまわりの目もキツく、社長から「一回病院行ってこい」と言われて受診。
診断結果は、「気管支喘息の手前です」というもの。
その一言で、心のどこかで覚悟を決めた。
咳が1ヶ月以上続いて、夜も眠れなかった
日中も咳き込むし、夜は布団に入っても咳が止まらず、眠れない。
正直、「これ、もうタバコ吸ってる場合ちゃうな」と思った。
しかも病院で「このままやと本格的な喘息になるかもしれません」と言われたとき、一気に怖くなった。
小さい頃に小児喘息だったらしいけど、赤ちゃんのときのことやし、自分ではまったく記憶がない。
でも、“呼吸できない”っていうイメージだけが強く残ってて、「絶対にあの状態にはなりたくない」という気持ちで、その日からタバコをピタッとやめた。
禁煙初期はマジでしんどかった
やめた直後の2週間は、ほんまにしんどかった。
気を紛らわせるために、とにかくガムを噛み続けた。
1週間でボトルガムが空になるくらい。
顎が痛い(笑)
それでも、タバコを吸わなかった日は自分の中で誇らしかった。
夢の中で吸って、飛び起きたこともある
禁煙して数週間経ったころ。
夢の中でタバコを吸ってて、「あかん!俺吸ってもうてるやん!」と、飛び起きたことがある。
リアルすぎて焦ったけど、「これって、やめたい気持ちが本気ってことなんかな」と思えた。
やめたメリット?最初は全然感じへんかった
よく「空気が美味しい」「ごはんがうまい」って聞くけど、正直、全然そんな風には思えなかった。
むしろ深呼吸したら咳が出るくらい、ダメージを受けてた。
でも、やめてからタバコの匂いにめちゃくちゃ敏感になったのは確か。
そして、一番の変化はやっぱり「お金」。
それまでタバコに逃げてた部分も大きかったから、やめて初めて「自分って意外と落ち着けるやん」って気づいた。
気づけばお小遣いも余るように
タバコをやめてから、小遣いの残りが明らかに増えた。
「まだこんなにあるやん!」って思える月が増えて、それが地味に嬉しかった。
でも今でも、季節の変わり目には咳が出る
正直に言うと、完全に咳が消えたわけじゃない。
季節の変わり目や疲れているときは、咳が出ることもある。
でもそれなら、もう自分の体を鍛えていくしかないなと思って、心肺機能を上げるために運動を始めた。
あの咳がなかったら、まだ吸ってたかもしれん
あのとき咳が止まらんくて、病院行って、「もう無理かも」って思ったからこそ、やめる決心がついたんやと思う。
正直しんどかったし、楽なことばっかりじゃなかったけど、振り返ってみたら、あの咳が“タバコ卒業”のきっかけやったなって思う。
今でも季節の変わり目は咳が出るし、たまに「昔はよく吸ってたな〜」って思うこともある。
でも、もう吸わんでもええと思える自分がいて、それだけでなんかちょっと、うれしい。
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